イモレと呼んで、

夫と息子とわたしのつまらなく幸せな日常。

寝ている時にすごくお腹が痛かった。
なかなか熟睡できず、ちょくちょく目が覚めた。
基礎体温は高温期が続いている。
緊張しながらアマゾンの封を開ける。
棒を1本、右手に握り締めてトイレへ。
あわわわわぁ〜。
スグ、セン、アラワル!
ニホン、セン、アラワル!
いつもの朝の準備を済ませて、夫の元へ。
まだベッドの中で寝ている夫。
声をかけて検査薬を見せたよ。
「ん?妊娠したん!?」と、びっくり顔。
なんの言葉もなく検査薬を見ている夫。
「イヤそう。」という私。
「そっちがイヤそうな顔してる。」という夫。
どうやら緊張で機嫌悪そうだったらしい。
「嬉しい?」と聞かれ、「うん。」と答えた。
おまえは?と思ったけれど、そんな余裕はなく。
夫は普通に出勤して行った。
玄関から一歩出た時、振り返って手を振ってくれた。
たまに階段のところから気だるく振ってくれる。
でも、この日は元気よく振ってくれた。
きっと夫なりに何か心境の変化があったんだろうね。
私は職場に電話。
こうやって突然休んだのは初めてのこと。
今のパートに行きだして2年半。
優等生だな〜いやんなっちゃう。


そして、いよいよ病院へ。
単刀直入に言うと、妊娠かな?というところ。
5w3d。
まだ微かに見える位で、ちゃんとはワカラズ。
先生にも「三割は流産する。」と言われた。
力仕事なので続けて大丈夫なのかお尋ねする。
と、
「昔の人はそんなカラダで戦争とかしてたんだよ。」
と言われる。
わたしは昔の人じゃないし、今は戦争中でもない。
この先生、苦手だわ。
また来週来いと言われて、終わり。
少しふわふわしながら歩いた。
病院を後にして、冷静に銀行回り。
なんてったって、25日だからね。
せっかくの平日休みだし!
と、少しお出かけ。
すぐに、腹、腰、頭のトリプルパンチ。
何も買わずに帰宅。
調子に乗っちゃ〜ダメね。


夜に帰宅した夫。
「病院行った?なんて?」と。
あら、気にしてくれていたのね。
と、嬉しくなる。
5w3dでまだどうなるかわからんことを伝える。
「まだお母さんに言ってないの?
会社でパパになるかもしれんって言っちゃった。」
だってさ!
ここで初めて夫も受け入れてるんだって思えた。
ちょっとホッとした。
お母さんにはまだ伝えていない。
どうなるかわからんしね。
ぬか喜びさせちゃうかもしれんしね。
そうならんことを願う。