イモレと呼んで、

夫と息子とわたしのつまらなく幸せな日常。

クリスマスおめでとう の つづき。

恋人が帰って来たとき、わたしは少し緊張した。
さて、どうやって歩み寄ろうかしら、と。
しかし、恋人はまっすぐにわたしの所に来て言った。
「二人で一緒に、ごめんなさいしよう。」
両手でわたしの手を握りなら、そう言った。
わたしは嬉しくて笑ったら、恋人も笑った。
今回も結局は恋人から歩み寄ってくれた。
ありがたい。
二日以上もケンカが続いたのは、初めてのこと。
恋人は限界だったらしく、仲直りした後は機嫌が良かった。
わたしは照れくさくって、素直に機嫌よく過ごせなかった。
この意地っ張りな性格は治療しなければならない。


その日は夜は、ぬくぬくと寝られた。
仲良しは幸せ。